アナキン・スカイウォーカーのライトセーバー
スカイウォーカー・サーガ全体を通して、中心にいるのは誰か?と聞かれれば、やはりアナキン・スカイウォーカーでしょう。
エピソード1~3の中心人物であり、4~6の最大の適役であり、主役のルークが実力的にも精神的にも乗り越えるべき壁として立ちはだかります。
今回はそのアナキンのジェダイ時代に使っていたライトセーバーを2本紹介
ベイダーへ闇落ち後のライトセーバーはダース・ベイダーのライトセーバーで紹介します。
アナキンの1本目のライトセーバー
アナキンのライトセーバーと言えば2本目のライトセーバーが有名ですが、1本目はエピソード2で登場したこのライトセーバーです。
まだパダワンの時代に使ってただけあってちょっとパダワン臭のするデザイン。
だけどこれが逆にかっこいい・・・ アナキンらしさを
アナキンが最も躍動し、幸せな時期を過ごしたときがエピソード2だと思うので、思い入れが強いライトセーバー。
落っことしてオビワンに怒られているイメージが強いかもしれませんけどね。
冒頭のシーンではパドメが寝てる間に毒虫のカフーンをやっつける。
母を殺された怒りでタスケン・レイダー虐殺。この出来事がシス転向の布石となる。
ドロイド工場で戦うアナキン。この後、工場ラインで腕を機械化されちゃったときに、ライトセーバーを切断されました。
というわけで、最後はあっけなく手放すことになったこのライトセーバーですが、デザイン的にはセイバーバトルはこっちのほうがやりやすいように見えますね。
デザインは2本目に寄り過ぎないように
この一本目のライトセーバーですが、映画公開順的に、制作されたのは2本目のライトセーバーの後です。ややこしいけど。
デザイン的には2本目のライトセーバーに近いけど、2本目に寄せすぎないように、かつ若きアナキンらしさを出した、少しゴツめかつシンプルな設計です。
スイッチボックスがエピソード4のライトセーバーに寄せてます。全体的にシンプルなデザイン。
光るランプがベイダーの胸部制御装置っぽい。アナキン、実は光り物が好きなのかも。
「おもちゃじゃないぞ!」
このライトセーバーですが、劇中(エピソード2)では何度か落っことして、アナキンがオビワンに叱られるシーンがあります。
そのときのオビワンのセリフが
"Your lightsaber... this weapon is your life!"
直訳すれば「ライトセーバーを忘れるとは…。これは君の命そのものだ!」になります。
ただ日本語吹き替えや字幕では
「おもちゃじゃないんだぞ、これは君の命なんだ」
というニュアンスになっていることが多いです。
ちょっと意訳ですが、後にアナキンがこのライトセーバーを『殺す道具』にしてしまうことへの伏線として機能しています。
オリジナルを超えた名翻訳かもしれません。
アナキン1.5本目のライトセーバー
実は映画作品中、アナキンは合計3本のライトセーバーを使っています。それがジオノーシスの戦いで使ったライトセーバー。
直前に、工場でライトセーバーを破損したアナキンは、仲間のジェダイから借りたライトセーバーを使っています。
闘技場での大立ち回りや、その後のドゥークー戦でも使っています。
腕、切られちゃうけどね。
このライトセーバーは結構な活躍をしたのに借り物ということで、アナキンのライトセーバーとは認識されていません。
アナキンの2本目のライトセーバー
出ました!アナキン2本目のライトセーバー。エピソード3で使っていたものです。
このライトセーバーは最も有名かつ、スター・ウォーズを象徴するライトセーバーです。
アナキンが作成し、オビワンを経由してルークに渡り、後にレイへと受け継がれるライトセーバー。
物語上はエピソード4で登場したルークのライトセーバーと同じものですが、デザイン的には後に作られました。
なのでそちらのライトセーバーに寄せてるけど、若干デザインが違います。なんでデザイン変えるんだろう・・・まあいいか。
まずエピソード3の冒頭、ドゥークーを処刑!よく考えればエピソード3は最初からアナキン、ダークサイド。
パルパティーンと対峙するメイスの腕を切り落とす。
幼いジェダイヤングリングたちを虐殺したときもこのライトセーバー。その後、分離主義者の面々も皆殺し。なんも言えねぇ。
そして名場面!ムスタファーの戦いでオビワンとの一戦。実はこのときはシス転向後だから、ダース・ベイダーの初戦です。
このライトセーバーの価値はなんといってもオビワンとの一戦にあるでしょう。
シリーズを通しても最高のセイバーバトルシーン、ライトセーバーの殺陣はヘイデン・クリステンセンとユワン・マクレガーのライトセーバー技術の高さもあって、本当に素晴らしい!
ラストのオビワンのセリフ「弟だと思っていた!愛していた」は屈指の名シーン。全映画の中で一番好きなシーンです。
虐殺に使われたことは忘れてください。
デザインの違い
エピソード3とエピソード4で登場する「グラフレックス・ライトセーバー」は同じ武器の設定ですが、実際のデザインはけっこう違います。
裏側など詳しい写真はそれぞれエピソード3ver.、エピソード4ver.、エピソード5ver.で確認してください。
エピソード4ver.が一番最初に作られたオリジナルのライトセーバー。
グラフレックス社の写真器の部品を使われて作られたことは有名で、このライトセーバーをグラフレックスと呼ぶケースが多く、レプリカのカスタムライトセーバーもグラフレックスの商品名が付けられています。
エピソード5、エピソード3のライトセーバーは、最初から専用設計で作られたもの。
エピソード5のライトセーバーは、エピソード4のライトセーバーに似せて作られていますが、ルーカスが「こうした方がかっこいい!」とか言って、デザインを変えたの説が有力。
エピソード3のライトセーバーは、アクションのためにデザインを変えられていると言われています。
スイッチボックス周りのグリップが滑りにくくなっていて、全体的に細身の形状になっています
さらに全体的に軽く作られていて、迫力あるライトセーバーバトルはこのライトセーバーの改良が大きく寄与していると言われています。
デザインが変更になったのも理由があったんですね。
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セイバートリオのライトセーバーは、起動時に映画のように下から順番にブレードが点灯します。さらにそのままチャンバラにも使えます。