ルーク・スカイウォーカーのライトセーバー
ルーク・スカイウォーカーといえば、説明するまでもなくスターウォーズ第一作の「エピソードIV 新たなる希望」から「エピソードVI ジェダイの帰還」まで主役を務めた超主要人物。
エピソードVIIIでもほぼ主役級の扱いでした。
ルークは2本のライトセーバーを作中で使用しています。
2本ともカスタムライトセーバーでは超人気で、ルークの人気の高さが伺えます。
特に最初の1本はスター・ウォーズを象徴するライトセーバーで、アナキンからルークへ、ルークからレイへと、それぞれシリーズ主役に渡っています。
というわけで、ここではルークの3本のライトセーバーを紹介したいと思います。
ルークの1本目のライトセーバー
さて、このルークのライトセーバーといえばまずはこれ
このライトセーバー、ルークのライトセーバーというよりも、スターウォーズを代表するライトセーバーです。
アナキン・スカイウォーカー、ルーク・スカイウォーカー、レイ・スカイウォーカーが使ったことから、スカイウォーカーのライトセーバーとも呼ばれています。
有名な話ですが、このライトセーバーはグラフレックスというカメラメーカーの、フラッシュガンの部品です。
セット・デコレーターのロジャー・クリスチャンがロンドンの中古カメラ店で埃をかぶった箱を発掘。
赤いシャッターボタン付きで「完璧に未来的」と一目惚れし、1本あたり約8ポンドでまとめ買いしたものを使っています。
ちなみにグリップの黒いラインは、ショーケースの引き戸レールを瞬間接着剤で付けたものです。
ルークの手に渡るライトセーバー
なにはともあれ、このライトセーバーはアナキンがエピソード3の前に自作したライトセーバーです。
ムスタファーの戦いで、アナキンからオビワンがライトセーバーを回収し、ずっと持ってました。
その後、ファルコン号でオルデランに向かう途中、ルークにこのライトセーバーを手渡します。
まさにこの瞬間、ルークがジェダイになったってことでしょう。
しかしルーク、エピソード4ではトレーニングに使っただけで、ほとんどライトセーバーは使いません。
デス・スター内部では、もっぱらブラスターで戦います。
しかしエピソード5では世紀の一戦!
ダース・ベイダーとの戦いで使用し、激しいバトルを繰り広げます。
しかしこのときライトセーバーは腕ごと切られ、無限反応炉の奈落に落ちて行ってしまいます。
その後、このライトセーバーは行方不明になりました。
時は流れて30年・・・
なんでオメーが持ってんだ!?
長年のスターウォーズファンなら誰しもが突っ込んだであろうシーン。
惑星タコダナ(高田馬場が由来)で酒場のオーナーをしているマズ・カナタがこのライトセーバーを所有。
なぜ彼女がライトセーバーを所有していたかと言うのは、公式には言及されていません。
2020年に発表されたコミック『STAR WARS』でベスピンの作業員種族である、ウグナウトがスクラップの中からライトセーバーを拾うという記述があります。
その後、闇市場に回って、なんやかんやでマズ・カナタが持っていたんでしょう。
彼女は酒場の店主なので、顔が広いですからね。
ハン・ソロが「どこで手に入れた?」と尋ねても、「その話はまた今度」とかわされています。
レイ、 そして再びルークへ
マズ・カナタからライトセーバーを受け取ったレイは、カイロ・レンと激しい戦闘を繰り広げます。
その後、ルークに手渡すのですが、彼はポイっとライトセーバーを投げ捨ててしまいます。
「何すんだコノヤロー!」
って映画観た時は思いましたが、ルークは親友の息子であり、自分の甥であるベン・ソロがカイロ・レンに転落し、ジェダイが壊滅したという30年間背負ってきた失敗が深く心に根ざしてたんですね。
そして「ジェダイこそ銀河の禍根を繰り返す」と考え、自分ごと神話を葬る決意で島に隠遁してたのに、ジェダイの象徴であるライトセーバーを渡され、反射的に投げてしまったんです。
投げ捨てたとは言え、やはりルークにとってはこのライトセーバーが大切だったんでしょう。
霊体となって戦う際は、自分が使う最後の武器としてこのライトセーバーを選んでいます。
やっぱり父が作り、師匠の手から授かったライトセーバー。思い入れが強かったんでしょうね。
ルークの2本目のライトセーバー
話はさかのぼってエピソード6。
このときルークは自分で作ったライトセーバーを使用します。
オビワンのライトセーバーを真似て作ったので、似た形をしています。ちなみにブレードカラーはグリーンです。
ルークが一本目のライトセーバーを失った当初、基本帝国軍の時代で、カイバークリスタルの所有や販売をシディアスが禁止しています。
自然界のクリスタルも見つけることが出来ませんでした。
仕方ないのでルークはタトゥイーンのオビワンの小屋に残された小さな溶鉱炉と説明書で人工クリスタルを作りました。
人工クリスタルは赤い色じゃないの?って思った方はスター・ウォーズ通。
でも公式設定が変わってまして、人口クリスタルでもグリーンなどの色が作れるようになっています。
巨大カイバークリスタルから発せられる、デス・スターのスーパーレーザーもグリーンでしょ?
あんなデカい出力を出せるカイバー・クリスタルは、自然界ではありませんので、デス・スターのは人工クリスタルなんですね。
さらにはライトセーバーの設計書もオビワンの小屋に残されていたので、それを元に作りました。
部品の多くはモス・アイズリー市内のジャンク屋などから集めることができたので、その点でもタトゥイーンに住んでたのは幸運だったのかもしれません。
アナキンなんて奴隷のくせにC-3POとかポッドレースのポッドとか作っちゃうしね。
オビワンのセイバーに似た形になったのも、オビワンに対する尊敬心だけじゃなく、設計書がオビワンのものだったからってことになりますね。
ね?似てるでしょ?
ちなみにオビワンのライトセーバーはカイバークリスタルが3つ入ってるんですが、ルークのは1つしか入っていません。
理由としてはカイバークリスタルが手に入らないからなんですが、パワー不足なのに安定して高出力のブレードを発生させるルークのメカニックとしての技術って、実は結構すごいんです。
やっぱ父親に似るなぁ。
撮影上の問題でグリーンに
なぜルーク2本目のライトセーバーがグリーンなのかは、理由がもう一つあります。
本当は以前のライトセーバーと同様、青いライトセーバーにするつもりだったそうですが、ジャバザハットに捕らえられた時、空をバックに戦うのでグリーンにしました。
ライトセーバーが青いと空に消えちゃうので。
エピソード6の後は・・・
このライトセーバーはエピソード6の後もルークが持ち続けます。
ドラマ「マンダロリアン」シリーズで、グローグーを助けに行くときも、グローグーに訓練するときも、このライトセーバーです。
人気なのはどっち?
さてルークの2本のライトセーバーですが、カスタムライトセーバーとして人気なのはどちらでしょうか?
12年ライトセーバーの販売を行って、オフ会などでお客様の実際の声を聞き続けてきた店長の意見からすると・・・
ルークが大好きな人はこのライトセーバー
スター・ウォーズの世界観含めてルークが好きな人はこのライトセーバー
もちろん前者がスター・ウォーズの世界観をどうでもいいと思ってるわけではありませんが、どっちかと言うとそういう感じ。
さらに実際の販売本数で言えば、このライトセーバーが多いです。
やっぱりスター・ウォーズを象徴するライトセーバーだし、アナキンからオビワン、ルーク、そしてレイへ引き継がれたライトセーバーです。
このライトセーバーにはストーリーがあるし、気分によってアナキン気分、ルーク気分が味わえます。
昔、セイバーの色を変更できなかった時代、このライトセーバーなのに赤を選び、アナキンが闇落ちしたときの気分を演出されているお客様もおられました。
あなたはどっちがお好きですか?
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