ダース・ベイダーのライトセーバー
ダース・ベイダーのライトセーバー
ベイダー卿がかっこいいと思ったのは、初めてエピソード4をテレビで見たときでした。
ですが、オリジナルのエピソード4~6しか知らなかった頃より、エピソード1~3のアナキンを知った今の方が断然かっこよく見えます。
さてこのページではダース・ベイダーのライトセーバーをご紹介します。
登場したのはエピソード1、2、3ですが、実はそれぞれデザインが微妙に異なります。
各エピソードごとのライトセーバーを写真付きで紹介していきます。
闇落ち前のライトセーバーはアナキンのライトセーバーを御覧ください。
ダース・ベイダーのライトセーバー、エピソードごとに紹介
では早速、ベイダー卿のライトセーバーを順番に見ていきましょう。
エピソード4のライトセーバー
これがベイダー卿、最初のライトセーバーです。オビ・ワンと戦ったときに使ったやつ。
時系列的には「反乱者たち」「ローグワン」「ジェダイ:フォールンオーダー」などのときもこのデザインだと思います。
上の写真はレプリカなので微妙に映画プロップ(小道具)とはデザインが異なりますが、再現度は結構高いと思います。
見ていただくと分かると思いますが、スターウォーズで最も有名なこのライトセーバーとデザインが良く似ています。
ハンドル部分のデザインはそのままだし、光刃が出るエミッター部分の斜めカットなどもよく似ています。
作者が同じですから、当然と言えば当然。
ただダークサイドなので黒を多用したデザインになっていますね。
ダース・ベイダーのエピソード5のライトセーバー
こちらはエピソード5のときに使ったライトセーバーのデザイン。
ちょっとだけ違いますが、ほぼエピソード4と同じ。配線の向きが違ってたりします。
ルークの腕を切断したライトセーバーです。I'm your Father!
ダース・ベイダーのエピソード6のライトセーバー
こちらがエピソード6で使ったライトセーバー。ベイダー卿最後のライトセーバーのデザイン。
エミッターの部分が形が変わっていて、全体的にシンプルになっていますね。配線などは無くなりました。
大幅にデザインが変わったのには理由があります。後述します。
このライトセーバーはルークに義手ごと切られて奈落に落ちてしまいます。その後は行方不明。
ダース・ベイダーのライトセーバーが出来るまで(物語上)
エピソード3にて、ベイダー卿に襲名後、オビ・ワンに左腕と両足を一瞬で切断されたアナキン。
その際に今まで使ってたライトセーバーはオビ・ワンに取り上げられます。
その後、シディアスに助けられたベイダー卿はシディアスから、ジェダイを殺してカイバー・クリスタルを奪ってこいと命じられます(パワハラ上司)。
そこでオーダー66を生きのびたジェダイ・マスターのキラック・インフィラを見つけてフォース・チョークで殺し、セーバーを奪いました。
その後、カイバークリスタルを取り出し、なんやかんやあって今のライトセーバーを作り上げました。
ちなみにこれらの設定はep8以降の新しいもので、昔はシディアスから人工クリスタルを受け取ったことになっていました。
なんやかんやの部分
ベイダーは取り上げたクリスタルをシスの洞窟でダークサイドの儀式を行い、カイバークリスタルを赤く染め上げました。
その後、実は再びキラック・インフィラのライトセーバーのヒルトに戻したんですね。ベイダーはそれをしばらく使ってたので、本当の最初のライトセーバーは、キラック・インフィラのライトセーバーを赤くしただけのものだったんです。ですがその後、賞金稼ぎのチャナス・チャの攻撃でヒルトを破壊されてしまい、残ったカイバークリスタルを新しく作ったライトセーバーにインストール。それで今のライトセーバーになりました。
ダース・ベイダーのライトセーバーが出来るまで(映画製作上)
ルークが使っていたこのライトセーバーは、予算の関係上、Graflex社のフラッシュガンを流用して作られたことは有名です。
一方、ベイダー卿のライトセーバーはMPP社製のフラッシュガンを流用して作られています。
つまりどっちもフラッシュガンです。
Graflex社はアメリカ、MPP社はイギリスってところでも、親子関係なのが面白いですね。
もちろん黒くて重厚感があるMPP社のものを、ベイダー卿のライトセーバーとして採用されました。
なんでデザインが違うの?
なんでエピソード4、5、6でライトセーバーのデザインが違うのか?
あまり明確な答えは見つかりません。
ただ考えられることとしては・・・
- 当時のスタッフが外観の統一にそこまで強くこだわっていなかった
- プロップ担当者がより完成度の高い小道具を作ろうと改良を重ねた結果
だと推測されます。
しかし!
エピソード6のライトセーバーだけ、大幅にデザインが異なるのには、理由があります。
ある説によると・・・
実はエピソード5以降にオリジナルのプロップが紛失したそうなんですよね。
そこでたくさん準備していたけど、エピソード6では使わなかった、Graflex社のフラッシュガンを使って作ったんだそうです。
真偽の程は分かりませんが、なかなか面白い話かもしれません。
現在、プロップはどこにある?
ベイダー卿の映画で実際に使われていたライトセーバーのプロップは、Prop Storeという映画関係のプロップを収集して、オークションにかける会社が所有しているようです。
所長のスティーブン・レインは、世界有数のスターウォーズコレクターなんですって。
またルーカスフィルムのアーカイブ施設である、スカイウォーカー・ランチにも一部のライトセーバープロップが展示されているようです。
一般公開はありませんので、我々が見れる機会は少ないかも・・・
個人的に好きなのは・・・
個人的に好きなデザインは、このエピソード6のライトセーバーですかね。
急遽、Graflexの部品を使って作られたというところが、ベイダーがライトサイドに移行する話の流れや、ルークとの絆が垣間見れる。
そして物語上、今はどこにあるのか分からない。
おそらく第二デス・スターとともに失われたんだと思いますが、どこか銀河の果てのジャンク屋が持ってるかもしれない。
現存していれば銀河最大級の遺物です。
ロマンのあるライトセーバーじゃないかなと思います。
ベイダー卿のライトセーバー・レプリカはこちら
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